むじょかサバは4人の漁師によって育てられています。
長島という町で仕事をする私たちはサバに対する深い愛情とたくさんのこだわりを持っています。
ここではインタビュー形式で私たちの声をお届けします。
―養殖を始めてからの8年間、どういったことがありましたか。
最初の2年間はサバが全然売れなくて、ほぼ廃棄処分になってしまいました。もともとブリの養殖をしていたので、それと同じエサをサバにあげていたんですよ(笑)でもそこから6年間、サバに1番いいエサをすごく研究していきました。
去年から、他の3人の漁師さんとチームで養殖しているので、より良い設備も購入できるようになり、今は水分が少なく脂質がちょうど良い「むじょかサバ」ができましたね。
―全国的にサバの出荷量が少ない夏にも、出荷されているとお聞きしました。 具体的にどのような工夫をされているのですか。
育てる時期を計画していくことももちろんですが、何よりもこだわっているのはやはりエサの配合ですね。
夏にサバが出荷されにくい原因って、サバが網とすれて傷ついてしまうからなんです。そこで私たちは、体の表面の粘膜がよりヌメヌメするようなエサの配合にしています。
―なぜ養殖にこだわるんですか?
安心安全で生でも食べられるからですかね。やっぱり天然だと食あたりもあるんですよ。サバの表面に付着しているヒスタミンとかは蕁麻疹できるから。
―天然っていいイメージがあるんですけど…
天然=ナチュラルって印象ですよね(笑) だけど天然はどこで何を食べて育ったかわからない一方で、養殖は毎日様子を見てるしいつ何を食べたかという履歴があるんです。野生の牛とか豚とか食べないでしょ?それと同じような感覚。その辺の鳥だって食べないもんね。
―「むじょか=かわいい」というネーミングには、漁師さんたちのサバへの愛情が感じられます(笑)どのように普段養殖されているのか、気になります。
4人チームでやっているので、エサをあげない日でも、毎日誰かがサバの様子を見に行っています。海鳥がよく生簀を狙ってくるので、サバたちが驚かないようにカバーをかけたりしています。愛着がわきすぎて、うちのサバたちはみんな口角が上がっているように見えますね(笑)
―長島でやっている意味は何ですか?
長島の付近には小さな島がいっぱいあって、島同士の距離が近く密集しているため潮の流れが速いんです。新しい潮がどんどん入ってくる。ため池だったらゴミが溜まりっぱなしだけど、新しい海水が入ってきたら綺麗な状態が保たれる。あと潮が速いと運動量が増して、身がしまるんです。長島は日本三大急潮でもあるんですよ。あと、長島の海は平均水温が19℃で、養殖に適しているんです。それからミネラルも多い。サバ養殖にはもってこいの環境だから、ここで育ったサバに自信を持っています。
・臭みもなく、脂もしつこくなく食べやすかったです 37歳
・脂が乗っているけれど、さっぱりしていてとても美味 65歳
・クセがなく普通のサバよりあっさりしていて食べやすい 41歳
・普通のサバより臭みがなくておいしかったです 29歳
・鯖なのにクセがなくあっさりして何個でも食べたくなる味。「おいしい鯖」を初めて食べた 41歳 男性
・光りものに残る生臭みが感じられません。鯖っぽいトロのような美味しさでした。 50歳 女性
・間違いなくおいしい!!シメにもう一度鯖を食べたのは生まれてはじめてのことです。 63歳 女性